今回はお知らせです。
糖尿病交換表が11年ぶりに改定されました。
第6版(左図)から第7版(右図)になりました。
日本人の伝統的な食文化を基軸として,現代の食生活の現状をふまえ,患者さんが医師や管理栄養士などの指導のもとに,毎日の食事を楽しみながら根気よく治療を続けられる内容を目指した.ものとなっているそうです。
糖尿病交換表とは~
糖尿病食事療法のテキスト。1日の摂取エネルギー量から栄養バランスまで、糖尿病治療の基本である食事療法が書いてある。
[改訂のポイント]
1.食品分類表のなかの1単位あたりの栄養素の平均含有量の一部を見直した.
2.食事に占める炭水化物の割合について,60%,55%,50%の配分例を示した.
3.表紙見返しに「私の食事療法」記入欄をつくった.
4.耳慣れない用語や注意点について,コラムや図を挿入して理解しやすくした.
1.食品分類表のなかの1単位あたりの栄養素の平均含有量の一部を見直した.
2.食事に占める炭水化物の割合について,60%,55%,50%の配分例を示した.
3.表紙見返しに「私の食事療法」記入欄をつくった.
4.耳慣れない用語や注意点について,コラムや図を挿入して理解しやすくした.
大きな変更は炭水化物量の設定が3段階になったことだと思います。
・炭水化物60% 1日20単位(1600kcal)の場合は、
炭水化物240g、タンパク質70g、脂質40g
・炭水化物55% 1日20単位(1600kcal)の場合は、
・炭水化物55% 1日20単位(1600kcal)の場合は、
炭水化物223g、タンパク質72g、脂質47g
・炭水化物50% 1日20単位(1600kcal)の場合は、
・炭水化物50% 1日20単位(1600kcal)の場合は、
炭水化物206g、タンパク質78g、脂質52g
- 炭水化物50~60%エネルギーの推奨摂取範囲にそって、それぞれの症例に応じた柔軟な対応ができるようになった。
ただし、55%、50%の場合は、相対的なタンパク質や脂質の過剰摂取につながるので、「腎症や動脈硬化症を有する場合には注意が必要」としている。
また、合併症を防ぐ食事として、
「食塩を減らす」、
「コレステロールや飽和脂肪酸を多く含む食品を控えめにする」
「食物繊維を増加させる」
を重要なポイントとしている。
一度、手にとって内容をみてみてはいかがでしょうか。
管理栄養士