2013年10月28日月曜日

神無月    


                   伊勢神宮
       式年遷宮にて注目されていますね~
       ついに今月 遷御が行われましたね!!       

       内宮と外宮のお宮が中心 (少し離れたところにあります)
       内宮・・・天照大御神をお祀りしており、正式名称は皇大神宮
       外宮・・・豊受大御神をお祀りしており、正式名称は豊受大神宮

       今回は外宮の話題をします。
       内宮の創建から約500年後、内宮に程近い山田原に下宮造営されたそうです。
       下宮の神様『豊受大御神』は食事を司る女神。『トヨ』は豊かさを表し、『ウケ』は
       食べ物を表しています。穀物を生育させる神、和久産巣日神の娘です。第21代
       雄略天皇が夢枕に現れた天照大御神の神託に従って、丹波国から豊受大御神
       を招き、御饌(お食事)の神として伊勢神宮の外宮にお祀りしたいとされています。
       衣食住はもちろん、農業や漁業などあらゆる産業の神様として信仰されています。

      そして外宮では毎日
       日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)という儀式があります。
       それは毎日朝夕、神様へ特別なお食事である神饌をお供えする儀式です。
       外宮の忌火屋殿で作られるお食事をお届けします。伝統に則った方法で
       火をおこし、水を汲み、こしらえた神饌を厳かに内宮、外宮、別宮の
       御祭神にお供えします。
      
      基本のおそなえ
      御飯三盛、御塩、御水、乾鰹(カツオブシ)、鯛(夏期はカマス、ムツ、
      アジ、スルメなどの干魚)、海藻(昆布、荒海布、鹿尾菜など)、野菜、
      果物、そして清酒三献です。

                       ***      

      お供えの内容を見ると炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラルがそろい、
      脂質が少ないバランスのよさそうな、和食ですね。
      現代の食生活はついつい、バランスが乱れたり、インスタント食品が
      多くなったりするので見習いたいとこです。
      
                                    
                                      管理栄養士

2013年10月21日月曜日

Guten Tag!!

      ぽてぃとぉ(10/7)の回で海外の食品成分表示には
      「トランス脂肪酸」が表示してある話題をしたら、
      ドイツ語の食品成分表示の書いてある包装をもらいました~!!
      Danke~!!        

      またまた日本の違う成分が表示してありました。
      成分 
         Brennwert:カロリー
         Fett:脂質
         davon gesattigte Fettsauren:飽和脂肪酸
         kohlenhydrate:炭水化物
         davon Zucker:砂糖
         Ballaststoffe:食物繊維
         Eiweiβ:たんぱく質
         Salz:塩

         日本は
          カロリー →たんぱく質 →脂質 →炭水化物の順番です。
          さらに脂質とは別に飽和脂肪酸表記、
              炭水化物とは別に砂糖の表示もあるのですね~。
           

ちなみに・・・飽和脂肪酸とは
ラードやバターなど、肉類の脂肪や乳製品の脂肪に多く含まれます。
これらの脂肪酸は溶ける温度が高く、常温では固体で存在します。
そのため体の中では固まりやすく、しかも中性脂肪やコレステロールを
増加させる作用があるため、血中に増えすぎると動脈硬化の原因
となります。現代人はこの飽和脂肪酸を摂りすぎる傾向にあるため、
摂取を控えたほうがよいとされています。
        
これを見て、日本より海外の方が脂肪に対する意識が高いのだと思いました。

         
         

         話題はだいぶん変わりますが・・・
         ここで問題です!!
         上の袋の中には何が入っていたのでしょうか?
         1個あたり:17.1g
         Brennwert:カロリー:94kcal
         Fett:脂質:5.9g
         davon gesattigte Fettsauren:飽和脂肪酸:2.6g
         kohlenhydrate:炭水化物:9.2g
         davon Zucker:砂糖:8.8g
         Ballaststoffe:食物繊維:0.6g
         Eiweiβ:たんぱく質:0.7g
         Salz:塩:00.1g

                       
         ヒント
         ①カロリー→→→多 (ごはんだと17gあたり 30kcal)
         ②脂質→→→→多 (鶏もも皮付きだと17gあたり 2.4g)
         ③飽和脂肪酸→多 (鶏もも皮付きだと17gあたり 0.7g)
         ④炭水化物→→多 (ごはんだと17gあたり 6.3g)
         ⑤砂糖→→→→多 (角砂糖だと 1個強)

         さて
          さて
           答えはチョコレートです。
           チョコレートって
           ごはんよりもカロリーが高いとは思っていましたが
           皮付きのジューシーな鶏ももより脂質が多いのは意外
           でした。   
         
                     
         まとまりのない内容になってしましました・・・(**;)
         お許しを・・・

                                 管理栄養士  

2013年10月15日火曜日

縁の下の力持ち









       ビタミンが多いといわれる飲み物を飲みながら考えていました。。。(飲み物をお薦めしているわけではありません)

栄養には三大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)と
微量栄養素(無機質、ビタミン)があります。











糖尿病でよく話題に上るのが炭水化物です。
どうしても甘い物やごはんに注意がいきがちですが
 食事はやはりバランスが大切です。


        今回はビタミンの話をします。
              ビタミンはよく機械の潤滑油にたとえられます。
                    機械(体)を長持ちさせ故障を防ぐために、
                    つねに必要とされるものということです。
                    簡単にいえば、
「体のはたらきを助けてその調子を整えてくれる栄養素」
                   その中でもビタミンB1のことをお話しようと思います。
        ビタミンB1は糖質の利用に関係が深いです。

ビタミンB1とは

 ビタミンB1は、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつです。

 

どんな働きがあるのですか

 糖質をエネルギーにするときに使います。
 糖質を栄養源として使っている脳神経系の正常な働きにも関係しています。

どんな食品に多く含まれていますか

  ビタミンB1の多い食品は、穀類のはい芽(米ならヌカの部分)、豚肉、レバー、豆類などです。

足りなくなったらどうなるの

 不足すると糖質がうまくエネルギーにならないため、食欲がなくなったり、疲れやすい、だるいなど夏バテのような症状になり、さらに不足すると脚気になってしまいます。
 
ビタミンB1が多く使われるとき

★ストレスがかかったとき
ストレスの多い人ほどビタミンB1の消耗が激しいのでストレスの多い方は十分にビタミンB1を補給することが大切です。

★アルコールを多く飲む人
 アルコールの代謝には、ビタミンB1が必要です。あまり食事せずに飲酒する人ではビタミンB1の補給自体も不十分なので、意識的なビタミンB1摂取が必要です。

★スポーツをよくする人
 激しい肉体運動やスポーツをすると、ビタミンB1の消耗が進む事がわかっています。運動の後に清涼飲料水やインスタント食品、パン、ご飯などの糖質を多く摂ると、さらにビタミンB1の需要が高まります。

★糖質をたくさん取る人
 糖質をエネルギーにするにはビタミンB1が使われます。


ビタミンB1を使う機会が多い方は、白米を玄米に変えるなどをビタミンB1が補充できるように心がけて行きましょう。 



                                         管理栄養士

2013年10月10日木曜日

運動をする時間帯!

昨日糖尿病教室で運動療法について話させていただきました。
運動開始は食後1時間~2時間の間で行うのが良いとされています。
教室に来られた方の中には、朝起きてご飯を食べる前に運動されているとおっしゃる方がいました。
食前の運動は低血糖を引き起こす恐れがあるので行なわないほうがいいと思います。

                                                     理学療法士

2013年10月7日月曜日

ぽてぃとぅ



上の写真をみてこのポテトにはどれくらいの
トランス脂肪酸が含まれているのだろう~
と思いながら写真を撮りました。



今回はトランス脂肪酸について


★トランス脂肪酸をとる量が多いと
   血液中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が増えて、
   一方、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が減ることが
   報告されています。
   日常的にトランス脂肪酸を多くとりすぎている場合には、
   少ない場合と比較して心臓病のリスクを高めることが示されています。
  トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、
    トランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、
    日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません。

 ★ 海外では
生活習慣病の予防のため、先進国の多くは飽和脂肪酸トランス脂肪酸などを含めた脂質の取りすぎについて注意喚起を行っており、バランスのとれた健康的な食生活を推奨しています。

例えば、米国では、加工食品の栄養表示において、脂質に関しては、総脂肪、飽和脂肪酸、コレステロール、トランス脂肪酸の4種類の含有量の表示を義務づけています。


             海外のお菓子の成分を載せました↓↓
                 Fat        19.0g
                                           Satureted fat(飽和脂肪酸)  8.8g
                 trans fat(トランス脂肪酸)  0.0g
                 Cholesterol(コレステロール) 0mg



日本では
 ・トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告をしています。日本人が一日に消費するエネルギーは平均で約1,900 kcalですので、平均的な活動量の場合には一人一日当たり約2グラム未満が目標量に相当します。


・農林水産省が実施した調査研究(2008年)から、日本人が、一人一日当たり食べているトランス脂肪酸の平均的な量は0.92~0.96グラムと推定されます。これは平均総エネルギー摂取量の0.44~0.47%に相当します。 日本のトランス脂肪酸の摂取量は平均総エネルギー摂取量の0.3~0.6%と見積もられると報告しました。

・日本人でも食事からとる脂質の量が多い場合には、トランス脂肪酸をとる量も多くなることが報告されています。そのため、食塩や脂質を控えめにし、いろいろな食品をバランスよく食べるという食生活指針の基本を守れば、トランス脂肪酸によって心臓病のリスクが高まる可能性は低いと推定されます。 農林水産省では、健やかな食生活を送るためには、トランス脂肪酸という食品中の一成分だけに着目するのではなく、現状において日本人がとりすぎの傾向にあり、生活習慣病のリスクを高めることが指摘されている脂質そのものや塩分を控えることを優先すべきと考えています。


ちなみに
トランス酸の含まれる食品は
 製造されるマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などにトランス脂肪酸が含まれています。


詳しくは農林水産省 すぐにわかるトランス脂肪酸を参照下さい。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/

                                         管理栄養士
みどり病院