2012年2月1日水曜日

本日の糖尿病教室は、

インスリンの事についてお話ししていただきました。

今日のお話しは・・・

1)インスリンは拡大すると美しい六角形の形をしている
2)インスリン発見までの長い歴史について
3)インスリンの発見は20世紀最大の発見の一つで、発見したバンティングさんはノーベル賞をもらった。
4)日本人は欧米人と比べるとインスリンの分泌が少ない
5)脂肪分の摂りすぎや運動不足が糖尿病を悪くしている

この様な内容でした。


今回のお話しの中で、私の印象に残っているのは、

「それまでは、糖尿病は、たくさん食べる事が治療であると考えられていたが、1870年に普仏戦争が起きた時に食糧不足になり、その時に糖尿病が減り、食事制限が良い事がわかった。」
とい内容です。
戦争は悪い事ですが、その戦争により意外な発見があった。という歴史の一面を知れた事が面白かったです。

最後に、「糖尿病を良くするために、あれをしなさい、これはダメです、言うのは簡単だけど、実際に実行してもらうのは難しい」と言われていましたが、私もそう思います。

入院中、私も色々な糖尿病の患者さんとお話しする機会がありますが、私は、「あれをしなさい、これはダメです」と極力言わない様にと心がけています。(なかなかそうはいきませんが・・・)

糖尿病は、他の病気と違って、薬だけの力で良くする事は大変難しく、どうしても食事&運動療法が中心になってきます。

しかし、それらを実際に行うのは患者さん自身・・・。

「きつい言葉ですが、糖尿病が良くなるのも悪くなるのも、あなた次第で、我々はそのお手伝いをしているだけなのですよ。」と、よく患者さんにはお話しをします。

でも食事や運動をしっかりとやってくれれないケースは多いですね・・・。
(勿論やってくれている方は、たくさんいますよ!)



それをやっていただける様にもっていくのが我々の仕事ですけど・・・。
 頑張ろ~!!

Sasayama wrote.




みどり病院