2013年4月11日木曜日

昨日(4月10日)の糖尿病教室<すい臓を長持ちさせるには・・・>

糖尿病と診断された時点で、すい臓の機能は半分に減ってきている事がわかっています。

これは、どういう事なのでしょうか?

糖尿病になってしまったら、もう元の元気なすい臓には戻れないという事???。

そうなんですがが、もっと大切な事があります。

 
我々の身体の中で、血糖値を上げる物質はグルカゴン、アドレナリン、コルチゾール等たくさんあります。

しかし、血糖値を下げてくれる物質は、すい臓から分泌される“インスリン”ただ一つなのです。

糖尿病になると、様々な要因でそのインスリンがうまく働かなくなってくるため血糖値が高くなってきます。


最初にお話しした様に、『糖尿病と診断された時点で、すい臓の機能は半分に減ってきている』

という事なので、それ以上減らないようにする事が大切です。


その方法の一つが、早めにインスリン注射をする事です。

インスリン注射をしている間は、すい臓は、自分でインスリンを出さなくて良いので休憩する事が出来ます。

『インスリンを始めたらもう終わりや!』とか『インスリンは最終兵器だ』

とかインスリンの悪いイメージはいまだにありますが、 

実際はそんな事は決してありません。

最近は、早期の糖尿病にインスリンを使うケースが増えて来ました。

そんな場合は、うまく使えば途中で止めることも可能です。

Sasayama wrote.


みどり病院