2014年2月24日月曜日

1型糖尿病

庭に出て
月あかりで
あたたかい夜に
君に書いたラブレターを
読み返している~
我ながらよくかけた文だ
3枚もかいた~

THE BOOMの星のラブレターです。
お気入りの曲の一つです。

先日、そのTHE BOOMのベーシスト山川さんが
『劇症型1型糖尿病』で3月のイベントの中止するという
ニュースを耳にしました。

劇症型1型糖尿病とはなんでしょうか??
劇症型1型糖尿病を説明する前に

まず
糖尿病には『1型』と『2型』があります。
簡単に説明すると下記の図のようになります。
1型糖尿病は糖尿病患者の約1割前後、
2型糖尿病は糖尿病患者の約9割前後
私たちがよく聞く糖尿病は2型糖尿病の方が多いです。

☆1型糖尿病は自己免疫学的機序によって血糖を下げるホルモン
である『インスリン』を分泌する膵β細胞(膵臓の細胞)が破壊され、
インスリン分泌が急速かる不可逆的に低下し、高血糖になります。

☆2型糖尿病は遺伝要因(インスリン分泌の低下やインスリンの効きが悪くなる)
に環境因子(肥満・過食・運動不足)が加わり、相対的にインスリン欠乏になり
発症し高血糖になります。





劇症型1型糖尿病とは???
 
 小児期発症1型糖尿病では通常、数カ月をかけて症状が出てきます。
しかし、劇症1型糖尿病は、非常に短期間で1型糖尿病を発症します。期間にして約1週間以内といわれています。
 症状は口渇が最も多く、次に感冒様症状。発熱、咽が痛い、咳もあります。次に多いのが腹部症状。吐気、悪心。腹部痛。
 発症は成人以上に多いのです。これまで健康であった60歳、70歳の方が急に発症してしまったという例もあります。
 治療はインスリン注射が中心になります。劇症1型糖尿病は短時間にインスリン産生細胞がほとんど破壊されています。

                                            
                                      管理栄養士
みどり病院